軽キャンパー気まま旅

浄水器


キャンピングカーの水タンクを長く使っていると、細菌やカビが発生することがあります。
発生したら水タンクを取り替えるのが一番なんですが、それでは廃棄物としてタンクを捨てなくてはならなくなってしまいま
す。ゴミ問題が世間を賑わしている昨今、それはなかなか出来ません。

さて、どうしたらよいのか、ネットサーフィンしていると浄水器なるものが目に入ってきました。
家庭で使っている方も居られるでしょう。そうです。蛇口の上にちょこんとのっているあれです。
ただ、あれはそのままでは使えませんので、何かないかと探していると、見つけましたビルトインタイプの浄水器を。ビルト
インタイプとはフィルタタンク別置きタイプというものです。




こうすることによって改造を最低限に出来ます。
必要なものは、ビルトインタイプの交換用フィルタと交換用接続カプラです。フィルタは5千円から高いものでは50万円ぐ
らいまでと、いろいろ出ています。今回は約1万円のもの、接続カプラはフィルタに合わせて約2000円でした。
買うときには注意が必要です。店で買うときは絶対にキャンピングカーで使うなど言ってはいけません。「使えません」と言われ買えなくなります。家庭で使っているんだけど交
換フィルタがほしいと言わないと駄目です。接続カプラも同じです。そのときは家庭用蛇口の型番を見つけておいてください。




今回取り付けた浄水器は活性炭、不織布、中空糸膜を使ったタイプです。能力は溶解性鉛、遊離残留塩素、2−MIB(カ
ビ臭)、CAT(農薬)、総トリハロメタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1.1.1−トリクロロエタン、濁りです。
全部の成分を取り去る総ろ過水量は11,000リットルです。一日30リットル浄水したとして366日使えます。
キャンピングカーで使うには十分過ぎるほど使えそうです。

ただし、使うには少しだけ注意が必要です。それは消毒用に入れられている塩素を完全に取り去っているため、すぐに浄
水器から蛇口までの水が腐ってしまう可能性があります。一日の最初だけは10秒以上、水を流してから使うようにしま
す。また、何日も使わないようでしたら水は抜きましょう。あと冬は凍らないようにします。

(改良)






氷結防止
温風口をエントランス脇へ変更したため水タンクの下を温風を通すアルミパイプが通っています。その熱を水タンク室へ
回しこむよう工夫しました。その結果、FFヒーターが入っていれば外気温が−10℃でも水タンク室の温度は+10℃前後
ありますので凍りません。